- 建設キャリアアップシステムについて知りたい方
- 自身の市場価値を高め、給与アップや転職を考えている技能者
- 従業員のスキルアップをはかり、会社の生産性を上げたい事業者
※以下の内容は一般的なものです。地域や時期により変わることがありますので、必ず最新の情報をご確認ください
建設キャリアアップシステムとは、建設業界の人材育成や雇用安定を目的とした制度です。
アルファベットで「CCUS」と省略されています。
この制度では、建設業の従業員がスキルアップやキャリアチェンジをするために必要な経歴を記録することができます。
ここでは建設キャリアアップシステムのメリットと必要な登録、費用について解説していきます。
建設キャリアアップシステムのメリット
従業員にとってのメリット
- 自分のスキルや能力を正当に評価してもらえる
- 特別な講習を受けられる
事業者にとってのメリット
- 従業員のスキルや能力を向上させ、業務の効率や品質を高めることができる
- 従業員のモチベーションや満足度を高めることで、離職率を低く抑えることができる
建設キャリアアップシステムの利用に必要な2つの登録
建設キャリアアップシステムを利用するためには、2種類の初期登録を行わなければなりません。
- 事業者登録
- 技能者登録
それぞれどのようなものか見ていきましょう。
事業者登録とは
事業者登録は、会社(事業者)が「事業者ID」を取得するための手続きになります。
「事業者ID」を取得することで、従業員の就業状況を建設キャリアアップシステムに登録することができるようになります。
事業者登録にかかる費用や必要な手続きはこちらのページをご覧ください。
技能者登録とは
技能者登録では、従業員(技能者)を一人ずつ建設キャリアアップシステムに登録します。
技能者登録を行うと、登録した従業員に「建設キャリアアップカード」が送付されます。
また、「建設キャリアアップカード」と同時に「技能者ID」が交付されます。
これら「建設キャリアアップカード」と「技能者ID」を利用して、日々の就業や受講した講習を記録していきます。
技能者登録にかかる費用や必要な手続きはこちらのページをご覧ください。
なお、事業者登録を先にすると、登録の手続きを一部省略できます。
ですので、技能者登録の前に事業者登録を行うようにしましょう。
建設キャリアアップシステムにかかる費用
建設キャリアアップシステムを運用していくには、事業者登録、技能者登録に加え、以下の費用がかかります。
- 管理者ID利用料:11,400円/年(一人親方は2,400円/年)
- 現場利用料:10円(1人日・現場当たり)
- パソコン(iPad、iPhoneでも可)、カードリーダー
現場利用料が分かりづらいですが、例を出すと次のようになります。
- 20人の技能者が50日就業した場合
20人×50日×10円=10,000円 - 1人が同一現場で朝と昼休み後に2回入場
1人×1現場=10円 - 1人が午前と午後で同一元請の別現場に入場
1人×2現場=20円
パソコンに関しては、既に現場で使用しているものを使用することも可能です。
カードリーダーは数千円で購入できます。
申請は「建設業経営サポートサービス」で!
以上が建設キャリアアップシステムのメリットと必要な登録、費用になります。
建設キャリアアップシステムは、建設業者、技能者の双方にメリットのある制度ですが、その登録には多くの手続きがかかります。そこで、千葉県の建設業に強い「建設業経営サポートサービス」を活用してはいかがでしょうか?
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